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2009年11月14日土曜日

教会カンタータ&オラトリオ

本日は二期会バッハ・バロック研究会「教会カンタータ&オラトリオの夕べ」へ。
多田羅先生、新見先生がご出演です。

《復活祭オラトリオ》はこんなにも美しい曲であるにも関わらず演奏される機会が非常に少ないのだとか。
そんな曲をしっかり堪能できた私達は本当に幸せですね。
今回の3作品はどれも本当に素敵でした。
演奏が素敵だったのは言うまでもありませんがこの作品を今回のように礼拝堂で聴く事が出来きたことも幸せなこと。
礼拝堂には大きなクロスがあり、そのクロスの後ろにはライトがついているのですが演奏されている方の背中の白い大理石にそのライトが十字に映っているのです。
喜びや希望に満ちた合唱とやわらかく反射されたクロスの光で私達は本当に祝福を浴びているような気持ちになりました。

五感をフルに使って感じられると感動はより深くなりますね。
素晴らしいCDやDVDも沢山出ている現代ですが、やはりこのライブでの感動は何ものにも代え難いものです。

美しい音楽。シンプルで美しい礼拝堂 。礼拝堂の空気。
贅沢な演奏会でした。
終わってからも立ち上がりたくなかったくらい。
もっと余韻に浸っていたかったなぁ。。。

最後の佐々木先生からのご挨拶の中に「Bachは勿論、素晴らしい宗教曲はまだまだ沢山あるのです。これからは作曲家にとらわれず素晴らしい曲を演奏してゆきたい。」と、これからがますます楽しみな言葉がありました。
これからも素敵な作品の演奏を私達に教えてくださいね。

そして近頃、改めてとってもファンになったピアノの鈴木真理子さん。(あ、これは私個人の感想です)
本当に素敵なピアノなの。
今日もとっても素敵でした♪♪♪

終演後に新見先生と♪











先日アリオダンテでも頑張っていた新見先生の後輩、佐々木君を発見!
素敵なテノールでした♪これからも頑張って下さいね。














肝心の多田羅先生は。。。
お会いできなくて残念。



余談ですが。。。
復活祭オラトリオの中に没薬(Myrrhen)が登場していましたね。
イエス誕生の際に東方三博士がイエスにささげたものは黄金と乳香、そしてこの没薬。
乳香と没薬は香油ですが当時黄金と同じ位の価値を持つものとされていました。
没薬(ミルラ)は気分が落ち込んで無気力になっている際には気持ちを鼓舞し、精神の覚醒度を高めて心的エネルギーと自信を取り戻してくれると言われています。
ミルラはミイラの語源でもあります。ミイラを作る際の遺体処理に利用されていたのがこのミルラです。
永遠の魂を願って作られたミイラ。
東方三博士もマグダラのマリアもイエスの永遠の命を願ってこの香油を使ったのかも。なんて思いながらこのMyrrhenという言葉を聴いた私です。

今日のブログは私の乗っ取りブログになってしまいました。
ごめんなさい。

Taguchi